今回は前々からブログを作りたかった人、サイトを構築したかった人などに向けた講座記事です。くりもとちゃんと楽しくWordPressの個人サイトを作ってみましょう。
作業を始める前に
ブログってどうやって動いているのか?
ブログをこれから立ち上げていくことになりますが、
まずはどんな仕組みで動いているのかを確認してみましょう。
- PCでブログ記事を書く
- サーバーに記事を保存する
- サーバーにデータが保存されると瞬時にWeb上に公開される
PCでブログ記事を書くのは基本ローカル環境で記述します。
ブラウザー上でも書くことができますよ。
記事を書き終えたら、データを保存します。
Wordなどで文章を書いた際はローカル環境にデータを保存しますが、
ブログの場合はネット上に公開する必要があるので、
Webサーバーと呼ばれる場所に保存します。
Webサーバは中に入っているデータをネット上に公開し続けています。
データが保存された瞬間、記述したブログの文章もネットに配信されて
他人も記事を見ることができるようになります。
必要なお金
- サーバー代(6000円〜/年)
- ドメイン代(50円〜/年)
基本的にブログを運営する際には上記2つが必ず必要になります。
PCの知識があり、余力のある方は自作でサーバを構築して
自宅から記事を配信することも可能です。
(今回は初心者に向けた解説ですので、自作サーバで配信する内容は
ここでは割愛させていただきます。)
ブログ記事を保存し、配信するためのWebサーバ。
原則大手のレンタルサーバ会社に月額課金して使わせてもらいます。
ドメインはネット上の”住所”です。
別名で言えばURLです。
これがないと自分のページを表示することができません。
こちらも同じくドメイン屋さんがあるので
月額課金して運用します。
専門用語の解説
- ローカル環境
ローカルはネットに繋がらないPC内部の環境のこと。 - FTPサーバー
Webサーバ、データサーバの別名。
ローカル環境でWebサーバの中身を閲覧する際に
FTPサーバの設定をすることになる。 - レンタルサーバー
自分でブログ用のサーバーを構築できない、しない場合の
選択肢。月額課金でサーバをレンタルさせてもらう。
メーカーは色々有り、サーバの種類によって契約金額が
変わってくる。 - 自作サーバー
レンタルサーバを契約せず、自分で自宅内にサーバを作って
管理していくときに使う。レンタルサーバー屋にお金を払うことはないが、
初期投資の高さ、24時間自室内で自分で管理しなければならないので
敷居は高い。 - WordPress
本格的にブログをするならWordPress。
ブログを書くためのツールで無料で公開されている。
いわばブログ執筆アプリみたいなもの。
配布サイトからDLして空っぽのWebサーバにインストールすることで
ブログを書き始められるようになる。 - フリーブログサービス
WordPressを使って本格的に作成しない選択肢、
ブラウザー上で気軽にブログを書く際に通過う手段。
Ameba BlogやFC2ブログなど。
自由度も低く、広告収入ができなかったり
全く関係ない広告がデカデカと貼られたりで
メリットが少ない。 - ドメイン
URLのこと。
正確にはURLのおしりにつける住所。
既に使われていないものであれば自由に名前指定できる。
.comとか.jpなどの誰でも知ってるドメインは年額1万以上払うことになる。
.workや.clubなどあまり使われないドメインは安価に契約できる。
1円ドメイン、10円ドメインなど安いものもあるので
最初はそこから手を付けてみると良い。 - SSL対策
Webページを暗号化して不正な乗っ取りなどを防ぐ防護手段。
昔はネット銀行やネットショッピングなど個人情報の取り扱いのある
サイトのみが積極導入していたが、最近は天下のGoogle様が
「SSL対策してないと検索上位には載せないぞ」みたいな
方針変更が課され、一般人のブログなども含め全てのサイトが
SSL化されることを推奨している。
→HTTPがSSL化されていない状態
→HTTPSがSSL化された証拠。
★レンタル先のサーバで数クリックするだけでSSL化手続きが取れる。
作業手順
- サーバーを契約しよう
- ドメインを契約しよう
- 接続設定をしよう
- サーバーにWordPressをインストールしよう
- SSL対策をしよう
- ブログのカスタマイズをしよう
- SEO対策をしよう
- 広告収入の準備をしよう
サーバーを契約しよう
ブログを書くにもまずはネット上に公開できるサーバがなければ始まりません。
自作でサーバを作るか、レンタルして運用するかを決めましょう。
初心者の場合はレンタルサーバを選ぶといいでしょう。
ネットで「Webサーバ 契約」と検索してみましょう

検索するとトップにロリポップサーバー、お名前.comサーバ、さくらサーバ
大手レンタルサーバーメーカが順に出てきます。
正直どれを契約しても問題ありません。
個人的にはこのブログもロリポップサーバーで契約し、
記事を配信しています。
大学の頃に契約したのでたしか
一番契約費用が安かったっという理由で使い続けている状態です。
お名前ドットコムはドメイン配布のメーカでおなじみですが
サーバーレンタルサービスも同時にしている感じです。
さくらサーバは企業などでよく使われているイメージがあります。
レンタルサーバーのホームページにアクセスし、
自分にあった契約形態を見て契約を行ってください。
→100GBなど低用量なら安価。逆は高くなる。
→ドメインもおまとめで契約するプランなどもあるが、
ほかメーカーと組み合わせることも可能。
ドメインを契約しよう
サーバーの契約ができたら続けてドメインを契約しましょう。
レンタルサーバのドメインサービスをあわせて契約するか、
ドメイン専門のレンタルサービスなど選択肢は様々なので、
好きなメーカーで選んで、希望するURL+ドメイン名を決めていきましょう。
個人のブログであれば.xyz、.clubなどがよく使われています。
ドメインの登録申請はやや遅延が生じるので
契約後、作ったドメインが届くまで気長に待ちましょう。
接続設定をしよう
サーバーとドメインの契約が成立したら、
まず、サーバーに作ったドメイン名(URL)を設定、紐づけてあげる必要があります。
基本的にレンタルサーバーの設定画面で独自ドメインの登録が可能です。