農道のスポーツカー、軽トラです。
荷物運びの用事があったので乗車レビューします。
はじめに
スクラムトラックです。
この軽トラ、スクラムトラックはMAZDAとありますが実質販売店であってベースはスズキ自動車のキャリートラックのOEM生産モデルとなります。ベース車のスズキキャリーと原型は全く変わらず、マツダが手を加えた部分といえばフロントのマツダエンブレムやリアの車名ステッカーが違うといったところぐらいでしょうか。
スクラムトラックの外観

今回乗車したモデルは?
今回乗車したスクラムトラックは3代目の後期生産モデルとなり、装備はエアコン付き、4輪駆動非装備の2駆仕様のモデルなので「KD」の名称がつくものになると考えられます。

フロント
この3代目スクラムトラックのフロントフェイスはスズキのFC・DA65T型そのまんまなので目がでっかいのが特徴でしょう。右側ヘッドライトの下にある2本の線が入った通気口がデザインアクセントになっています。

サイド
the・軽トラって感じです。特徴なのがタイヤの位置でタイヤを運転席の下に置くか前に出すかで室内空間の構造や走り方も変わってきますが、この車両は運転席よりも前にあるセミキャブオーバー型だということがわかりますね。

リア
軽トラの後ろです。左にはMAZDA、右にはSCRUMのステッカーが貼られ、最大積載量「350kg」まで詰めることがわかります。どのメーカーも後ろ周りは似たりよったりでせいぜいバックランプの位置がそれぞれメーカーごとに違うと言ったことぐらいでしょうか。

荷台
軽トラの荷台です。特に保護ラバーマットなどが敷かれているというわけでもなく、そのまま凸凹した鉄板の上にどんどん荷物を積み込んでいくと言った感じですね。運転席室内の壁部分にくぼみなどは確認できませんでした。

タイヤ
タイヤはヨコハマタイヤの商用車などに使われる「JOB RY52」が装着されていました。鉄チンホイールは12インチということがわかります。
スクラムトラックの内装
運転席

がちゃっとドアを開けると現れるコックピットは座席直角です。乗り降りや短距離の乗車前提なのでシートはクッション性が悪く硬いです。ただ、他の軽トラでは座面がまっ平らなのに対し、こちらは若干くぼみがありほんの少し程度のホールド性を出しているかもしれません。
助手席

助手席視点で見てみるとこんな感じに。全面のインパネは丸っこく2000年初期の自動車にありそうな感じのデザインです。主要装備もほとんどドノーマルでエアコンとラジオ5速MTのシフトノブにハンドブレーキ、足元にドリンクホルダー2口ぐらいで電装系には飾り気がない感じです。ですが、エアコンを回してみたら効きは良かったです。助手席から目の前の蓋がついてないグローブボックス部にはボックスティッシュでも置いておけそうな感じです。
スクラムトラックの乗車視点

運転視点についてのレビューです。とにかく視界はいいです。普通自動車や軽乗用車は4人、5人がけなので後部座席にトランク部も含めて障害物が多くなりがちですが、軽トラックなら後ろを見てもご覧の通り。

ちょっと振り向くと大きなリアガラスの先は角い荷台の先がはっきり見えるので取り回しは自動車の中で抜群でしょう。バックも全然怖くないですね。あとヘッドレストは硬いです。変速操作をミスったショック時に頭を打ち付けたときにはもうちょっとクッション性のあるヘッドレストがあればなぁと思うところですが。(2,3回エンストさせる頃になったらもうミスらなくなった)
スクラムトラックの動画関連
乗車してエンジンをかけてみる
実際にスクラムトラックに乗り込んでエンジンをかける様子を動画に収めてみました。ドアの開閉音はカチャン…と金属感のある音ではなくちゃんと自動車のドアらしいずっしりした音で閉まります。メーターもタコメータなしの一眼式で走行中にちょっと目線を下に向ければ必要最低限の情報だけが入ってくる感じですね。
エンジンサウンド(排気管)
荷台の左下にある排気管視点でエンジンを掛けて見る様子です。
エンジンサウンド(エンジン接近視点)
助手席下にあるエンジンです。K6Aの直列3気筒DOHCエンジンが鎮座しており、助手席の座面をロックを外した上で持ち上げると確認することができます。エンジン以外はもう地面がそのまま見えている感じですね。
ライト操作

ロー、ハイともにハロゲンライトでした。まぁここは特に気にするところでもないでしょう。オプション装備になったらワンちゃんLED化されたモデルも有るのかな?
さいごに

今回このスクラムトラックをレンタルしたのは家の荷物を断舎離したくてハードオフに全部まとめて売りに行くという目的のために借りてきたものです。でもこのスクラムトラックも免許をとってからかれこれ10回以上のってきたのでレンタカーといえど愛着も出てきた感じです。