★基本知識
- PCなどでファイル管理をする際の用語。
(ターミナル操作やディレクトリをコマンドでいじるときに必要になる知識) - システムを使うユーザー単位でファイルの書き込み、
読み込みなどの実行許可を与える用語。 - パーミッション(実行件管理)には
「ユーザ種別」と「権限種別」をあわせて覚える必要がある。
①パーミッション(ユーザー種類)
全部で3種別ある
自分
- ファイルを操作する人が自分である場合
グループ
- ファイルを操作する人が複数人いる場合
他人
- ファイルを操作する人が自分以外の場合(1人ずつ数える場合に)

②パーミッション(権限種別)
全部で4種別ある。
「何もできない」
- どんなアクセス行為も許可されていない状態。
- 実用場面での英語略称は無し。
- 数字で表す場合は「0」
「読み込み」
- すでにあるファイルの閲覧のみ許可された状態
- 実用場面では「R」と略される。(Reading→リーデング→読むの略)
- 数字で表す場合は「4」
「書き込み」
- ファイルの新規作成、編集、削除が許可された状態
- 実用場面では「W」と略される。(Writing→ライティング→書き込むの略)
- 数字で表す場合は「2」
「実行」
- すでにあるファイルを実行できる
- 実用場面では「X」と略される。(Executable→エクスキュータブル→実行の略)
- 数字で表す場合は「1」

③パーミッション(表記方法)
「ユーザ種別」「権限種別」の2大基礎知識を覚えたら
実際にパーミッションの指定コードを書いてみよう!
基本の書き方とルール
- 「ユーザー種別」や「権限種別」には複数種類があったが、これらは順番がある。
- ユーザー種別:自分→グループ→他人
- 権限種別 :何もできない→読み込み→書き込み→実行
- 実際に記述する場合は「実行するのは自分で…書き込みと実行だけ権限与えます」と日本語で記述はできない。入力できるのは「英語の略語表記」と「数字を足した表現」で記述することになる
英語で書く場合
- 自分を対象とする場合
何も許可しない :———
読み :r——–
読み+書き :rw——-
読み+書き+実行 :rwx—— - グループを対象とする場合
何も許可しない :———
読み :—r—–
読み+書き :–rw—-
読み+書き+実行 :—rwx— - 他人を対象とする場合
何も許可しない :———
読み :——r–
読み+書き :——rw-
読み+書き+実行 :——rwx - 権限を与えたいユーザー種別を同時にまとめて記述しちゃってもOK
数字で書く場合
- たとえば「rw-r–r–」の場合、
- 「自 分」 → r+w = 4+2 = 6
- 「グループ」 → r = 4
- 「他 人」 → r = 4
- パーミッションは…「644」
- と、実行種別の数字を足し算して…出てきた数字を表記する
(慣れてきて脳内で瞬時に暗算してターミナル画面に打ち込めるようになったら君もプロのエンジニアだ!)
【ひとくちメモ】
昔実家にいた頃、家族がDVDとかブルーレイなどでテレビ番組をダビングするシーンが実家であったんだけどその時あったDVDやBDの空ディスクパック、ラベルに「RW」とか「R」とか表記があったのを思い出したね。
今見てみればアレはパーミッションのことを表しているんだね。
(身近なシーンで見られるパーミッション。PCの知識が付くと楽しいね。)