【オーディオ】SONY TFM-110D

2020年現在からかれこれ60年ぐらい前…白黒テレビや三種の神器…いわゆる高度成長期時代に生産されたSONYのラジオをいまだに使っているものです。大学生活でテレビがない状態にローカル情報を習得するさいにフル活用していますが、手に入れたのは4年前の祖母の家の納戸からでした。今回はおよそ半世紀以上の時代を巡ってきたSONYのレトロラヂオのお話です。

TFM-110Dの基本スペック

商品ジャンルラジオ
メーカーSONY
おおきさ131×180×48mm
おもさ1.9kg
音声出力・モノラルスピーカー
バンド・FW(AM)
・FM
・MW(短波)
・AUX
外部端子・モノラル出力端子
・ステレオ出力端子
・MPX出力端子
・AUX入力端子
電源・ACアダプター(4.5V)
・電池駆動(単2*3本)
参考価格・新品購入:14,500円(発売当時)
・中古購入:平均3000円程度
※2020年夏時期調査時点での価格

TFM-110Dの外見

本体正面

長方形の角型ラジオ。持ち運んでラジオを聞くスタイルを目標としているので小型です。周波メーター、バンド切り替えスイッチ、ロゴ。黒い部分は大型のモノラルスピーカーが格納されています。

本体裏面

黒色のプラスチックカバーで覆われています。排熱の目的か網目状に加工された上部は右に外部入力端子が備わっており、下部には電池ボックスがあります。この裏面パネルの3つのプラスネジを外せば分解することができます。

本体左面

音量の調整ダイヤルが大きく。1以下に回すと電源OFFでカチッと音がなります。真ん中はトーンコントロールノブ。低音高音に切り替えが可能です。下部にはモノラル、ステレオの出力ポートがあります。差し込むとスピーカーの音声出力は止まります。

本体右面

大きなダイヤルはラジオの周波数を回して調整できます。真ん中にはACアダプター(4.5v)を指してコンセント給電で駆動させることができます。現在はこの純正のアダプターは所持していない状態で電池で駆動しています。

内部機能の使用感

FM,AM,SW(短波)の3ラジオ

スピーカー部分の横っちょについてる灰色の周波帯切り替えノブでFM、SW(短波)、MW(AM)に選択可能です。今では貴重なSW(短波)は国内の局は受信できず、ほぼ中国や韓国方面のラジオが受信します。

ロゴマーク

今も変わらないSONYロゴにSOLID STATE 11と刻まれています。SONYのラジオシリーズ名でもありトランジスタが改良された12個搭載で好感度で受信しやすくなっているものです

ロングアンテナ

本体上面についているロッドアンテナは引き伸ばすと一直線に伸びてとても長いです。受信しにくかった昔のラジオ事情に合わせてのことでしょうか。先端には赤い透明部品の加工がされています。

外部出力端子

左面にある外部出力端子。イヤホンジャックで差し込むもので左が耳マークがついています。昔のモノラル片耳イヤホンを差し込むことを前提としたポートのようです。右にはテープマークが刻印されておりオープンリールなどにダビングする際に使われるものだったとみえます。

AUXとMPX

裏面にはAUX入力端子があり、スマホなどをAUXケーブルに接続すると流れているラジオ音声が遮断され、AUXのソース音源がそのまま割り込んでモノラルスピーカーで出力されます。温かみのある回路を通したモノラル音声もいいものです。

裏のラベル

裏面中央部には何やら色々文字が書かれたラベルが。製品の型番や受信可能な周波帯、電源関係のスペックが書き込まれています。SONYロゴの下には自動周波数制御やスーパーヘテロダインの記述が。

電源

ACアダプターは紛失した状態なので電池で駆動させています。単2電池3本。入手してからもう4年ぐらい立ちますがその時電池を入れてから未だに電池切れしていません。今のようなごちゃごちゃしたデジタル機能がないので省電力性が優れています。

分解してみた

分解は非常にかんたん

裏面パネルの3つのプラスネジを外せばカパッと外れます。むき出しになった基盤類は昔の時代の規格らしい太いケーブルや斜めったコンデンサー、マジックペンで直書きされた部品でいっぱいです。

壊れた電池接続部

4年前に納戸で回収したときは電池の接続部分が焦げて指で触ると崩れ落ちるほど朽ち果てていました。なのでアルミホイルで塊にさせて電池と接触させるようにして通電します。表面活性剤も噴射して通電性を向上させてます。

裏面基盤右部分

スピーカーの裏側に当たる部分です。スピーカーコーンが格納されて”SONY 118-11”、”8Ω 0.3w”とプリントされていますね。周りの基盤類は今と違ってハンダなどがとても大きいです。

裏面基盤左部分

こちらはプラスチック製の部品やコンデンサーなどがむき出しになっています。上面にはAM用のロッドアンテナらしきものが銅線にぐるぐる巻になっています。焼き付いたような痕跡はないので問題なく動いてくれます。

左右ダイヤルの可動部

左右にあるダイヤル部の内側は糸を巻き取って駆動させている形です。半世紀以上たった今でも切れることなくちゃんと動いてくれますよ。

付属品

発売当時には持ち運び用のキャリングケースや片耳イヤホンがついていたようです。回収したときにはもうボロボロで手で触ると朽ちてしまうほどの劣化状態なのでそちらは破棄し、外した状態で持ってきました。曽祖父が愛用していたものが他界後に使われなくなり何度に放置されそのまま半世紀を過ぎていま回収したという形です。

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